投稿

7月, 2014の投稿を表示しています

Ubuntu14.04で使える画像ビューア一覧

イメージ
アニメのコマを静止画で見るために、動画データを静止画へ変換しました。
連続しているアニメのコマを見るのですから、「コマ送り」よろしくパラパラ漫画のように画像を次々と開いて見ていきたいのですが、Ubuntu標準の画像ビューアで見ると、次の画像へ送る処理が遅い。
そこで、高速な画像ビューアを探すことにしました。

なお、対象画像ファイルは、「『よくわかる現代魔法』ノンテロップOP サイズ:1920 x 1080」を、 ffmpeg ではなく avconv コマンドで静止画に吐き出したフルHDのjpg画像です。


以下、チェック項目の説明。

・「透過対応」は、画像の透過部分を市松背景で表示することを指しています。
透過付き画像が開けないという意味ではありません。
透過対応のテストはSVGファイル形式で行いました。

・「ドロップ対応」は、画像ファイルをビューアのウィンドウにドロップして開けることを指します。
たまにWindowsの標準画像ビューアを使うのですが、いつも手癖で画像をドロップしてから開かないことを思い出して不便に感じる次第です。
(リサイズ済みの画像ビューアと同じサイズで画像が開けると、ディスプレイ不動産を荒さないので便利。)

・「表示カスタマイズ」は、限られたディスプレイ不動産を画像ビューアが占めるにあたって、どれだけ画像自体の占有率を上げられるかを示します。
画像ビューア自体のパーツが邪魔になりディスプレイの縦サイズを目一杯使えなくなるアプリケーションは、UIに重大な欠陥を持っていると思います。
(画像処理はGIMPでやるのでフィルタ機能のアイコンなどがいらない、という私の都合によるのかもしれませんが)


なお、文中で"重い"という言葉を使ってしまうかもしれませんが、すべて"遅い"に読み替えてください。
あくまで画像送りの高速さを求めており、メモリ効率は無視しています。
(私の使っているデスクトップはメモリを16GB積んでいるので、足りなくなったりしないと思います)
極端な話、今回の用途では、画像ビューアは画像ファイルを読めるだけ全部先読みしてメモリは使えるだけ使ってしまって良いと思っています。


eog(Eye of Gnome)



透過: 対応(市松模様)
ドロップ対応: 可
表示カスタマイズ: 可(タイトルバーと…

フォント自作入門(2) グリフデザインの手順

このシリーズではフォントファイルを作る手順を解説します。
そしてこのページでは、「どのようにフォントをデザインするか」を中心に解説します。

ターゲットは、前記事で解説した「ラテン・アルファベット 基本字」の「アウトラインフォント」です。


前提となる技術 グリフの作成は、デザインおよびイラストレーションの工程です。
よって、絵を描いた経験があれば役に立ちます。

また、今回は「アウトラインフォント」を作成します。
「アウトラインフォント」制作は「ベクタ画像を描く」作業です。
IllustraterかInkScapeなどのドロー系ソフトの使用経験があると比較的スムーズに進みます。
経験がない場合、アウトラインフォントの制作のハードルは上がってしまいます。


グリフをデザインする  グリフデザインの開始地点は、おおまかに2種類に分類されます。

1. 使用目的・コンセプトだけが決まっているが、具体的な形状がない。
『髭の生えた老齢のマスターが経営する、オリジナルブレンドのコーヒーが自慢の喫茶店に置かれた、古いメニュー表に使われているフォントを作りたい。メニューは厚手の紙製表紙でできている。見開きのメニューをひらくと内張りの紙は茶色に変色しているが、コーヒーの跳ね跡はほとんどなく、馴染みの客達がメニューを大事に扱ってきたことがわかる。
このフォントはイラストに使用される。半開きのメニュー表をキャラクタが持っていても、メニューの「Coffee」という文字が読めるほど可読性が高く、縮小されてもつぶれにくい』
というところまで決まっているのだが、ではそのフォントのAの頂点に左右の出っ張りが出ているかどうかというと、それはまったく決まっていないので、グリフとして絵に描くことができない。

2. カッコイイ"R"のデザインだけが完成している。
あとは同じデザインを"A~z"の52文字で繰り返せばいい。

でも自分のRの特徴が「人に説明できるほどはっきり」していないので、残りの文字すべてに、グリフ"R"の仲間に見えるデザインを最初から考えてやらなければならない。

あるいは
3.コンセプトすらない
という段階かもしれません。


ともかく、52個のグリフに共通のアイデンティティを持たせ、統一感を与えるには、作成するフォントのデザイン…

フォント自作入門(1) フォントとは何か?

イメージ
このシリーズでは『わたしたちの作ろうとしている「フォント」とは何か?』をはっきりさせるところから始めて、フォント作りにかかる労力・フォントデザインのテクニック・フォントファイルが出来上がるまでの手順を解説します。そしてこのページでは、用語の整理からはじめて、「何を用意すればフォントになるのか」までを解説します。

話は、わかりやすくするために単純化している部分があります。
「文字」とフォントには、人類誕生よりあとの「言語」が持つ長い歴史がそのまま凝縮されています。その複雑さは初学者(そして何より説明する私自身)を混乱させるためです。


前提となる知識 フォントの作り方を検索してこのページにたどり着いたはずですから、「フォント」という言葉と、フォントで何ができるかはなんとなくわかっていると思います。
 画像ソフトウェア(Photoshop/GIMP/SAIなど)で、ロゴやポスターを作ったことがあり、フォントやフォントファイルを取り扱った経験があれば、理解の助けになると思います。

「ベクタ形式」のメリットがあらかじめわかっている方であれば、申し分ありません。

フォントとは? まず、フォントが何であるかを知り、区別のあいまいな関連用語の意味をはっきりさせます。

文字/グリフ/デジタルフォント ・ひとつしかない概念「文字」 → 文字に対していくつも存在する"外見"が「グリフ」
・文字に与えるグリフの集合が「フォント」または「フォントファイル」

“A”という字は 1 個の文字であり、その一方、

はすべてが、“A”を表現するグリフの一例です
-FontForge公式ユーザマニュアル「初歩的な 概念:フォント~」より
イラストソフトで文字を入力したことがあれば、フォントを切り替えると「MSゴシック」と「MS明朝」が同じ言葉でもまったく異なる外見と雰囲気を持つことを経験として知っていると思います。

そして今回、わたしたちの作りたいものは、「グリフ」であり、「文字」に対して表示されるグリフを格納した「フォントファイル」ということになります。

グリフをいくつ作ればよいか? 必要な数のグリフをデザインして、フォントファイルに変換すればフォントが作れるということがわかりました。
では、グリフはいくつ作れば良いのでしょうか?

漢字 日本語には漢字があり、「すべての漢字…