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WebExtensionsのAPIの非同期対応が呼び出し箇所により異なる(Async,Primise)

 TL;DR

FireFoxでchrome.*()系APIを使うとき、content_scriptだけpromiseなAPIで、ほかはコールバックな模様


概要

そもそも、
- FireFoxはChrome拡張機能互換の一環として、chrome.storage.local.get()といったchrome.*()系APIを実装している
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Mozilla/Add-ons/WebExtensions/API/storage/StorageArea/get
> この API は Chromium の chrome.storage API に基づいています。
- MDNのドキュメントではchrome.*()系APIはコールバックで非同期を返すものとなっている
(前述のURLにて。2024年現在も)
- Chromeブラウザのchrome.*()系APIは実際にコールバックのAPIで、Primise非対応だった
(おそらく当初、あるいはmanifest V2の頃は)
- 2023年時点のFireFoxでは、chrome.*()系APIはPrimise非対応だった
(当時の挙動からおそらくそう思われる)

- 一方、現在のChromeはchrome.storage.local.get()はPromiseを返すようになっている
(2024年現在。ドキュメントに記載されている通りならば)
https://developer.chrome.com/docs/extensions/reference/api/storage?hl=ja
> chrome.storage.local.get(["key"]).then((result) => {

- 2024年、FireFoxのchrome.*()系APIは、content_script内ではpromiseを返すようになった模様
(とりあえずchrome.storage.local.get()は。全てのAPIが対応しているかは不明。)


説明


気づいたのはdaisy AddCharaIconブラウザ拡張の開発中で、これはページ内のゲーム登場人物名の横に顔アイコンを付与するブラウザ拡張。
毎回アイコン画像をloadするのは負荷が高いため、ローカルでキャッシュするためにWebExtensionsのstorage APIを叩いていて気づいた。




https://github.com/MichinariNukazawa/add_chara_icon_webextensions


```: option_page/option_page.js

const getHashFromTitle = async (title) => {
return new Promise((resolve) => {
// TODO FireFoxではchrome.storage.local.*()で
//promise構文が通用しない様子
// (FireFox127.0.2, 2024/07, Ubuntu 24.04)
chrome.storage.local.get(null, (hash) => {
//console.log('src', hash);
const filterHashFromTitle = (title, hash) => {
let res = {};
for(let key in hash){
if(hash[key].title == title){
res[key] = hash[key];
}
}
return res;
}
const res = filterHashFromTitle(title, hash);
resolve(res);
});
});
};

```


面白いのはoption_pageでもPromise()構文自体は有効であることで、これはcallback版をPromiseでwrapして機能していることからわかる。
つまりFireFoxではchrome.storage.local.get() API側が2種類あるということで、content_scriptとそれ以外で同じAPIのインタフェースが異なる、ということを示しているのだと考えられる。

FireFoxでcontent_scripts内のconsole.log()のメッセージが出力されない

 本件は、2023/09頃には解決しているはずの話です。

 

TL;DR 

Q. chromeで動いたwebextensionsがFireFoxでcontent_scripts内のconsole.log()のメッセージをコンソールに出力しないのはなぜか?

A. FireFoxが 2023/06 FireFox 114.0時点でmanifest v3に対応していないにもかかわらずエラーを全く出さないため。

 

# 再現

 

```: ディレクトリ構成

DaisyWarekiConv/

├── manifest.json

├── icons/icon128.png

└── my_content_script.js

 ```

```: my_content_script.js

console.log("hello webextensions daisy wareki conv.");

```

```: manifest.json

{
"manifest_version": 3,
"name": "dev-DaisyWarekiConv",
"version": "0.0.1",

"icons": {
"128": "icons/icon128.png"
},

"content_scripts": [
{
"matches": ["<all_urls>"],
"js": ["my_content_script.js"]
}
]
}

```

 

# 間違った解決策

## Webコンソール ではなくブラウザーコンソールを開く

 FireFoxのwebextensionsのconsole.log()メッセージはF12キーで開くWebコンソールではなく、Ctrl+Shift+Jで開くブラウザーコンソールに表示される、らしい。

https://qiita.com/mouseofmicky/items/05dc51f792e16e25ae29 

Fコレ自体が相当にFireFox固有の落とし穴感があるが、こちらをチェックしていてもやはりログメッセージは出力されない。


 

また、開発ツールのコンソール(一時的な拡張機能の読み込み>調査 ボタンから開く )もあるが、こちらにも表示されない。これはbackgroundのメッセージが表示される(のだったと思う)。



## document.addEventListener('DOMContentLoaded', ~)

そもそもcontent_scriptsがデフォルトでページ読み込みが完了したこのあたり(雑)のタイミングで読み込まれるものであるし、console.log()の出力成否はページの描画状況とは関係ない。

 

## document.body.appendChild(elemDebugMsgOnDisplay);

console.logが出ないならDOMでページ上に直接出してしまえばいいじゃない、のアプローチ。

content_scriptsが走っていないので DOM書き換えが行われず、うまくいかない。

 

# 解決策

manifest v2(MV2)に変更する。

```

{
"manifest_version": 2,

```
 

# おわりに

FireFoxはまだMV3未対応できちんと動かないなら、最初から読み込まないとか、動かないというエラーログを出してほしい。

 

ios13アプリdarkmode対応

lina_dicto for ios でダークモードに対応しました。
https://github.com/MichinariNukazawa/lina_dicto_for_ios/commit/533fcddb03f75a2e71d56e708174b0f1e4c8ef9b



ios13.3・xcode11.3にて。

# storyboard

###
基本的にSystem Colorsを使う。xcode11以降で作ったAPPで単純なものなら、それだけで済む。
色をcustomなどにしていなければ自動でダークモードに変化する。
必要ならユーザ色としてColor SetをAssets Catalogに定義できる
それ以外のものはコードでなんとかする。
https://qiita.com/tamappe/items/3bf89a55ab85d0488b8a

### Color Set
 カラーアセットの新規作成
https://dev.classmethod.jp/smartphone/iphone/xcode-9-asset-catalogs-support-named-colors/



### 動作確認 simulatorでのdarkmode
「設定」に実機の「画面表示と明るさ」はないが「デベロッパ」の方にdarkmode設定がある。
https://qiita.com/p_on_ro/items/91e6659fda662fb2aac0

xcodeからもEnvironment Overridesから操作できる。
https://qiita.com/hirothings/items/4834481d170332e173f5



# code
darkmode判定。状態取得。
```
        if self.traitCollection.userInterfaceStyle == .dark {
        }
```

コールバック
```
class ViewController: UIViewController, UISearchBarDelegate{
     
     @IBOutlet weak var searchBar: UISearchBar!
     @IBOutlet weak var textView: UITextView!
     @IBOutlet weak var scrollView: UIScrollView!
+    var prevUserInterfaceStyle = UIUserInterfaceStyle.unspecified
~

    override func viewDidLoad() {
+        prevUserInterfaceStyle = traitCollection.userInterfaceStyle
~

+    override func traitCollectionDidChange(_ previousTraitCollection: UITraitCollection?) {
+        let userInterfaceStyle = traitCollection.userInterfaceStyle // Either .unspecified, .light, or .dark
+        if(prevUserInterfaceStyle != userInterfaceStyle){
+            // styleで埋め込んだCSSを全て置換するのは大変手間なので諦めて全て消去する。
+            textView.text = "";
+
+        }
+        prevUserInterfaceStyle = userInterfaceStyle
+    }

```

darkmode変化の通知コールバックは traitCollectionDidChange() で取れるのだけれど一工夫必要で、画面回転などと区別する。(再描画するだけなら不要かも。本APPは必要だったのでやった)



アイコンは偶然にもdarkmodeと共通で問題なかった。
TextViewはplaintテキストならsystem色が使えるが、Attributedの場合はコードから制御しないといけない模様。

seleniumテストの失敗、デバッグと引数と解決

seleniumテストが失敗する問題のデバッグと解決
====

# TL;DR
関数名のtypoを修正すると、それまで通っていたテストが落ちる。
原因は、テストシステムが生成して渡した不正な引数による異常系終了だった。
対処として、テストケース実行を汚い実装で検出して特別に処理することで問題を回避することとした。


# 問題
## 詳細
electron製アプリのdaisy-sequenceに対して、selenium/mochaでウィンドウの起動テストを行っている。
これはほぼselenium公式サンプルと同じシンプルなテストである。

daisy-sequenceではコマンドライン引数を受け取る。
コマンドライン引数のパースは`js/cli.js` の `class Cli.parse(argv)`にて行っている。
この中で、`sprintf-js`パッケージの`sprintf()`関数をtypoしていた。
```js
        const sprintf = require('sprintf-js').sprintf;
(略)
        if(2 < argv.length){
            if(argv[2] !== '-o'){
                arg.err = {
                    'message': spirntf('invalid argment. `%s`', argv[2])
                };
                return arg;
            }

```

これを修正したところ、ウィンドウが即座に終了し、seleniumテストに失敗する。
```bash
make unit-test
make[1]: ディレクトリ '/home/nuka/daisy_sequence' に入ります
cd daisy_sequence && npm run test test/

> daisy_sequence@201812.2.0 test /home/nuka/daisy_sequence/daisy_sequence
> mocha --require intelli-espower-loader "test/"



  Array
    #indexOf()
      ✓ should return -1 when the value is not present

  Application launch
    1) shows an initial window
    2) "after each" hook for "shows an initial window"


  1 passing (3s)
  2 failing

  1) Application launch
       shows an initial window:
     chrome not reachable
  Error: Request timed out after the element was still found on the page.
      at windowHandles() - application.js:240:17

  2) Application launch
       "after each" hook for "shows an initial window":
     chrome not reachable
  Error: Request timed out after the element was still found on the page.
      at windowHandles() - application.js:246:17



^CTerminated
Makefile:20: recipe for target 'unit-test' failed
```

# デバッグ

前提として、typoを修正するとテストに失敗する。
別のtypoを入れる、alart()を挿入する等すると、テストに成功するようになる。 // alart()を入れるのは不正なのか?
 > これまでテスト失敗が起こらなかったのは、不正で止まることが原因だったらしい。
arg.errへの代入(arg.errはエラーフラグを兼ねる)を消すとテストに成功する。
 > arg.errへの代入がおかしい? それとも、parse()がエラーを返すと失敗する?
Cli.parse()エラー時の`process.exit(-1);`を消すと、テストに成功する。
 > parse()がエラーを返すとテストが失敗する!
ところでprocess.exit()するとウィンドウが即座に閉じる。ウィンドウが閉じればテストは失敗する。
つまり不正な引数を受け取っていることが原因の可能性がある。

引数を確認する。
console.error()系, process.write.stderr()等を使用しても出力されない。
// 上記デバッグの際もこれが作業の困難さを増した。
対処として、単にファイルに書き出すこととした。
`fs.writeFileSync("daisy-arg", JSON.stringify(remote.process.argv));`
結果、取得できたselenium/mocha実行時のコマンドライン引数。
```js
["/home/nuka/daisy_sequence/daisy_sequence/node_modules/electron/dist/electron","/home/nuka/daisy_sequence/daisy_sequence","--disable-background-networking","--disable-client-side-phishing-detection","--disable-default-apps","--disable-hang-monitor","--disable-popup-blocking","--disable-prompt-on-repost","--disable-sync","--disable-web-resources","--enable-automation","--enable-logging","--force-fieldtrials=SiteIsolationExtensions/Control","--ignore-certificate-errors","--load-extension=/tmp/.org.chromium.Chromium.oi97WO/internal","--log-level=0","--metrics-recording-only","--no-first-run","--password-store=basic","--remote-debugging-port=12106","--test-type=webdriver","--use-mock-keychain","--user-data-dir=/tmp/.org.chromium.Chromium.h85Kss","data:,"]
```
daisy-sequenceは、第二引数が存在する場合に`-o`でなければ、不正なコマンドライン引数として即座に失敗終了する。
(ただし、先頭がelectronで終了する場合これを引数に数えない。)

原因は不正な引数を受け取っていたことによる不正終了により、ウィンドウが即時終了していたことであると考えられる。

## 現象
大筋は以下。
typo修正前の動作はこのようになっていた。
- selenium/mocha実行はelectronに対してテストに適したコマンドライン引数を渡し、アプリケーションはそれを受け取る。
- アプリケーションはtypoにより「未知の関数を実行しようとした例外」で停止する。
- selenium/mocha実行は途中でアプリケーション側に例外が発生しても検知(失敗判定)しない。
- seleniumはウィンドウが起動している・終了できたことに満足してテストをOK判定する。
以上のことからseleniumによるウィンドウ起動テストは成功していた。
なお、「不正な引数を受け取ったことによる不正終了」と「未知の関数を実行しようとした例外」はどちらもアプリケーションの不正終了を起こす。他のテストでは不正な引数をわたしたことによる不正終了が起こりその理由の区別はつかないので、テスト成功となっていた。

typoを修正したことで、以下のように変化した。
- selenium/mocha実行時のコマンドライン引数を受け取ることで、アプリケーションは不正な引数エラーで即座に不正終了する。
- seleniumはウィンドウが起動していないためテストをNG判定する。

// ところで「不正終了」という言葉の使い方が正しくない気がする。まあいいけど。

# 対処
コマンドライン引数からそれらしい引数を検出したらselenium実行と判定してコマンドライン処理をskipすることとした。
キー文字列は"--test-type="にした。

# 今後の課題
- selenium/mocha実行は途中でアプリケーション側に例外が発生しても検知(失敗判定)しないが、検出して失敗判定するようにしたい。
 daisy-sequenceは幸い、正常系で(起動時にwarningが一件出るのと、編集削除操作でエラーログを出力する以外に)例外が発生しない。
- アプリケーション側でパースする際にelectron向けコマンドライン引数を適切に排除する。

electronアプリnode cliアプリでのコマンドライン実行の種類とparseの共用について

必要なelectron,nodeのCLIについての周辺情報の収集・整理を行った。
(CLIというとユーザ入力のプロンプトを含むが、今回はプロンプトを含まないコマンドライン引数によるワンショット実行をCLIと呼びそれを扱う。)

# 要求仕様
daisy-sequenceおよびdaisy-cell-block-diagram(以下daisyシリーズ)は本物のシステム開発アプリケーションを志向している。
本物のシステム開発アプリケーションはCLI、CI連携可能なコマンドラインインタフェースを持つ。
本稿ではdaisyシリーズのCLIについて、以下の通り仕様と実装を検討し、必要なelectron,nodeのCLIについての周辺情報の収集・整理を行った。


## 画面仕様
usage: `app [input_filepath [-o output_filepath]]`
- guiとcli(コマンドライン)を提供する。コマンドラインインタフェースを共通とする。
    - GUI,CLIの区別は別バイナリ提供により実現する。
    - output指定の有無によるGUIとCLIそれぞれの挙動の違いについては未規定とする。
    - (GUIではoutput指定があると不正終了または書き出して終了、CLIではoutputが無ければ不正終了、を想定している。)
- helpとversionはあるに越したことはないが無くていい。
- win/mac/linux対応。
    - win,linuxのランチャに対応するため、GUIのオプション第一引数は渡されたファイルを開く。

## 機能仕様
- electronとnode(cli)で可能な限りコードを共有したい。せめて設定パラメタは共有したい。

# electorn, nodeのCLIの基礎
一般的なコマンドラインでは、先頭がアプリケーション実行ファイルの起動パスで後ろにコマンドライン引数が付く形で実行し、アプリに渡されるコマンドライン引数(argv)も同じである。
しかし、node, electronではそうでない場合がある。

### nodeから起動する場合と、npmパッケージのCLIコマンドとして実行する場合では引数の数が変わる
1. `node ./path/myapp.js myarg1 myarg2`
2. `npm run myapp -- myarg1 myarg2`
3. `node_modules/.bin/myapp`


`node`コマンドによる実行では、頭に`node`が付く。開発中などに用いる。
package.jsonコマンドによる`npm run`実行では、一般的なコマンドライン引数が渡される。
(`--`を付けることで以降の引数が`npm run`から実行アプリケーションに渡る。
 [npm run (npm run-script) コマンドで実行するスクリプトに引数を渡す。2017]( https://qiita.com/tiny-studio/items/ce28bf84c76aba53122f ) )
package.jsonのbin要素による実行ファイル実行では、一般的なコマンドライン引数が渡される。npm配布パッケージとしてインストールした後などに用いる。

```js
 10 >-------// コマンドライン引数を[1]からに調整(node実行の場合に必要)¬
 11 >-------let argv = process.argv;¬
 12 >-------if(argv[0].endsWith('node')){¬
 13 >------->-------argv.shift();¬
 14 >-------}¬
```

### electronで起動する場合と、ビルド後のアプリでは引数の数が変わる
1. `npm run myapp myarg1 myarg2`
2. `./myapp.exe myarg1 myarg2`


package.jsonコマンド起動では、頭に`electron .`と引数2個が付く。electronで起動するためである。開発中などに用いる。
ビルド後のアプリケーションでの実行は、一般的なコマンドライン引数が渡される。

```js
  63 >-------let argv = remote.process.argv;¬
  64 >-------if(argv[0].endsWith('electron') && argv[1] === '.'){¬
  65 >------->-------argv.shift(), argv.shift();¬
  66 >-------}else{¬
  67 >------->-------argv.shift();¬
  68 >-------}¬
```

### (備考) macosxの場合
本編ではないが。
macosxでファイルタイプに対するデフォルト起動アプリケーション登録によるファイルOpen(winのexplorerやLinuxのランチャ)は第一引数によらない。
`open-file`eventで受ける。念の為。
```js
app.on('open-file', openFileHandler);
```

### コマンドラインパーサの呼び出し位置
nodeのコマンドラインパーサパッケージを使う場合、そのうちのいくつかは、electronの'ready'イベントの前にMainProcessで使用する必要があると思われる。
基本的に、electronのRenderProcess側のわりと特殊な環境を想定していない模様。
具体的にはargsをremoteから取る部分、console.log()出力など。

[electronにおけるコマンドライン引数の位置とパーサ]( https://qiita.com/akameco/items/cfbde2f1b241e2babc6c )

command-line-args を使ってエラーで失敗していたのだが、RenderProcess側でやっていたのが問題であった可能性がある。

ただし、後述の通りglobalな変数を使用せずアプリケーションからargvを渡す形のインタフェースであればこれは問題とならないし、daisyシリーズではこれを採用する。


# 再度、要求仕様
- node,electronで共用するにあたり、node,electronおよび呼び出し方法によるCLIの違いを吸収できる必要がある。
  具体的には、これら先頭オプションの違いを取り除く前処理を行ったargvを渡せる必要がある。
  (例えば`argv`パッケージはargv引数を取らないので落選となる。)

minimistを用いるか、規模的に独自実装するのが適切と考える。


# vscodeの場合
vscodeではmain.jsでminimistをめちゃくちゃ単純なオプションで使用している。
後処理でもっと複雑なことをしているような気もするが、調査していない。

```js
/**
 * @returns {ParsedArgs}
 */
function parseCLIArgs() {
    const minimist = require('minimist');

    return minimist(process.argv, {
        string: [
            'user-data-dir',
            'locale',
            'js-flags',
            'max-memory'
        ]
    });
}
```

## 引き渡し
MainProcessからRenderProcessへの引き渡しは、ShareObjectを使えばよさそう。

main.js
```js
  8 global.sharedObject = {'osx_open_file': null};¬
  9 let openFileHandler = function(event, path) {¬
 10 >-------event.preventDefault();¬
 11 >-------global.sharedObject.osx_open_file = path;¬
 12 };¬
```

js/index.js
```js
  85 >-------if(typeof remote.getGlobal('sharedObject').osx_open_file === 'string'){¬
  86 >------->-------if(null === arg.open_filepath){¬
  87 >------->------->-------arg.open_filepath = remote.getGlobal('sharedObject').osx_open_file;¬
  88 >------->-------}¬
  89 >-------}¬
```

## 先頭ファイルパスの実現
minimistは本当にコマンドラインパーサをするだけ。help(usage)は作ってくれない。
よって、先頭ファイルパスを除いてそれより後ろのargvを渡せばよい。`argv.shift()`よりも`argv.slice(2)`がよくサンプルコードに書かれる。


electronアプリをbrowserifyしてAndroid移植したmemo

現実世界のelectronでnodejsな趣味コードをbrowserifyした際の知見。
====

世の中のまともなプロjsエンジニアは最初からボイラープレートでgulpなビルドパイプラインを構築してまっさらなプロジェクトにjsxコードをおもむろに書き始めるとかしているのだと思います。
しかし現実のワークフロー、というか開発フロー、もとい移植フローというのはそんなに綺麗なものではありません。
例えばelectronのためにnode.js的なmodule.exportsで書いていた移植性を考えていないjsコードをどうにかブラウザもといWebViewで動かしたい向きもあるわけです。
つまり私です。個人プロジェクトなんですよlina_dictoは。
(あ、移植性はちょっと考慮してた。そこは嘘になっていますが嘘でなくて機能追加の際に一度移植性について諦めたのです。)





成果物:
https://github.com/MichinariNukazawa/lina_dicto_for_android_2018


# 前置き
electronで書いたエスペラント辞書アプリケーション lina_dicto をAndroidのWebViewに移植したのが lina_dicto_for_android です。
以前は、
- electron側のコードを出来るだけ、require()などのnode固有機能を使わない、ピュアなブラウザjsで書く
- ファイルIOなどどうしてもブラウザで出来ない部分はMakefileによるビルドプロセスでファイル上書き・置換等を行う
など、ある程度移植を意識したelectronコードを書くことで対処してきました。
しかしunittestにワンクッション入れたり、機能追加が面倒だったりしたため、lina_dicto(electronデスクトップ版)はこの前の機能追加の際にこの方針を諦めました。
そのためAndroid版の更新追従は諦めなければならなかったのですが、そうは言っても新機能は魅力的で、Android版での提供を諦めきれるものではありませんでした。
というわけで、electron向けコードをbrowserifyでブラウザjsに変換する方向で対処してみた次第です。

## browserifyがlocalなnodejsモジュールを読み込まない

lina_dictoのディレクトリ構成は下記の通り。require()さえ解決すればブラウザ実行できてしまう構成になっています。
```
lina_dicto/
    index.js        # electronのエントリポイント
    index.html      # メインページ(ピュアHTML)
    js/
        index.js    # 辞書アプリケーションのエントリポイント(HTMLページに読み込まれる)
        *.js
        ...         # その他jsファイル(scriptタグで読まれるブラウザjsやrequire()で読み込むmodule.exportsモジュールが混在)
```

lina_dictoは js/index.js が主要機能のエントリポイントで、以下の通りrequire()で`module.exports`を使ったローカルなjsファイルのモジュールを読み込んでいます。
```js
  1 'use strict';¬
  2 ¬
  3 var extension = new Extension();¬
  4 var platform = new Platform();¬
  5 // const Language = new Language();¬
  6 const Language = require('./js/language');¬
  7 const Esperanto = require('./js/esperanto');¬
  8 const Dictionary = require('./js/dictionary');¬
  9 let dictionary = new Dictionary();¬
 10 const Linad = require('./js/linad');¬
 11 let history = new History();¬
 12 ¬
 13 var timeline_item_id = 0;¬
 14 let dictionary_handle = null;¬
 15 ¬
 16 window.onload = function(e){¬
 17 ¬

```

しかしこれをこのようにbrowserify にかけると、
`node ./node_modules/browserify/bin/cmd.js js/index.js -o bundle.js`
下記エラーが出ます。

```js
lina_dicto/$ node ./node_modules/browserify/bin/cmd.js js/index.js -o bundle.js
Error: Cannot find module './js/dictionary' from '/home/nuka/lina_dicto_for_android/app/src/main/assets/lina_dicto/js'
    at /home/nuka/lina_dicto_for_android/app/src/main/assets/lina_dicto/node_modules/browser-resolve/node_modules/resolve/lib/async.js:55:21
    at load (/home/nuka/lina_dicto_for_android/app/src/main/assets/lina_dicto/node_modules/browser-resolve/node_modules/resolve/lib/async.js:69:43)
    at onex (/home/nuka/lina_dicto_for_android/app/src/main/assets/lina_dicto/node_modules/browser-resolve/node_modules/resolve/lib/async.js:92:31)
    at /home/nuka/lina_dicto_for_android/app/src/main/assets/lina_dicto/node_modules/browser-resolve/node_modules/resolve/lib/async.js:22:47
    at FSReqWrap.oncomplete (fs.js:152:21)
```
悩ましいのが`Cannot find module `のmoduleがビルド毎にランダムに変わることです。わけがわからない。多分中で並列ビルドなりなんなりしているのだと思いますが。
ともあれ解決は以下のとおりです。

```
mv js/index.js .
node ./node_modules/browserify/bin/cmd.js index.js -o bundle.js
```
つまりは相対パスの解釈の問題らしいです。
これlina_dictoでは偶然これで解決できるパス構成だったからよかったものの、もっと複雑なパスを組んでるアプリケーションだったらパスの書き換えまで必要だったのでは?

## scriptタグで読んだブラウザjsコードから、browserifyしたfunctionを呼ぶことができない
早速ブラウザで実行すると、下記エラーで止まりました。
```js
platform.js:9 Uncaught ReferenceError: query_input_element is not defined
    at Platform.init (platform.js:9)
    at window.onload (bundle.js:26)
```

該当箇所のコード
```js
  3 class Platform{¬
  4 >-------init()¬
  5 >-------{¬
  6 >------->-------// 検索ボタンを有効化¬
  7 >------->-------let button = document.getElementById("query-area__query-input__button");¬
  8 ¬
  9 >------->-------button.addEventListener("click", query_input_element, false);¬
 10 ¬
 11 >------->-------return true;¬
 12 >-------}¬
```

nodeモジュール化して一緒にバンドルすれば解決するかとおもったのだが、ならなかった。
```js
bundle.js:2625 Uncaught ReferenceError: query_input_element is not defined
    at Function.init (bundle.js:2625)
    at window.onload (bundle.js:26)
```

仕方ないのでlina_dicto本体コードに直接追加した。
```js
   53 >------->-------{¬
   54 >------->------->-------// browserifyで別ファイルから関数を指定できない問題を、¬
   55 >------->------->-------// 解決するのが面倒だったため、ここへ処理を追加¬
   56 >------->------->-------if('android' === Platform.get_platform_name()){¬
   57 >------->------->------->-------// 検索ボタンを有効化¬
   58 >------->------->------->-------let button = document.getElementById("query-area__query-input__button");¬
   59 >------->------->------->-------button.addEventListener("click", query_input_element, false);¬
   60 >------->------->-------}¬
   61 >------->-------}¬
   62 >-------});¬
   63 }¬
```
lina_dicto本体コードに不要コードが増えたことになるが、コードの美しさがlin_dictoのゴールではない。この程度なら許容範囲とした。

## browserifyしたコードから、バイナリファイルを読み込めない

```js
bundle.js:10347 Access to XMLHttpRequest at 'file:///node_modules/kuromoji/dict/base.dat.gz' from origin 'null' has been blocked by CORS policy: Cross origin requests are only supported for protocol schemes: http, data, chrome, chrome-extension, https.
```

https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/HTTP/HTTP_access_control/Errors/CORSRequestNotHttp?utm_campaign=default&utm_medium=firefox-cors-errors&utm_source=devtools

エラーチェックを緩和することで関係部分以外の基本的な辞書動作はブラウザで確認できる。そこから先をchromiumでのこれ以上の動作確認は諦めて、Androidでやることに。

Android WebViewではCORSを緩和できる。
```
        webView1.getSettings().setAllowFileAccessFromFileURLs(true);
```
https://developer.android.com/reference/android/webkit/WebSettings
https://stackoverflow.com/questions/4666098/why-does-android-aapt-remove-gz-file-extension-of-assets

Androidのassetから拡張子 .gz ファイルは取り除かれる。
これは拡張子を変えることで回避できる。
```bash
 cd node_modules/kuromoji/dict/
 rename 's/\.gz/.bin/' *
```
どうやら.gz.binでは駄目で、.gzを除く必要がある。


## HTMLから、browserifyしたfunctionを呼ぶことができない

イベントコールバックの登録に、HTMLへ書き込む古い方法を使っていました。
```html
    <input id="query-area__query-input__input" type="text"¬
        value='wakeup...' disabled='true'¬
        onkeypress="on_keypress_by_query_input_element(event);" onkeyup="on_keyup_by    _query_input_element(event);" />¬
```

しかしこれは下記エラーを起こす。
```js
index.html:27 Uncaught ReferenceError: on_keypress_by_query_input_element is not defined
    at HTMLInputElement.onkeypress (index.html:27)
onkeypress @ index.html:27
index.html:27 Uncaught ReferenceError: on_keyup_by_query_input_element is not defined
    at HTMLInputElement.onkeyup (index.html:27)
```

index.js(bundle.js)でaddEventListener()するよう書き換えて処置した。
```js
 52 >------->-------{¬
 53 >------->------->-------let input = document.getElementById("query-area__query-input__input");¬
 54 >------->------->-------input.addEventListener("keypress", on_keypress_by_query_input_element, false);¬
 55 >------->------->-------input.addEventListener("keyup", on_keyup_by_query_input_element, false);¬
 56 >------->-------}¬
```

## その他
AndroidStudioのエミュレータで日本語入力
https://blog.webarata3.link/android-emulator-japanese

WebView側でスクロール管理して画面いっぱいに表示されたい場合に、Layoutを挟みサイズのオプションもしなければならなかったのが、WebViewを貼り付けてデフォルト設定で適用すればOKになっていた。
(古い設定は使えなくなっていた。)

タイトルバーの消し方が変わっていた。前の方法(androidmanifest.xmlのandroid:theme)は使えなくなっている模様。
http://ntoshi1900.hatenablog.jp/entry/2018/01/21/%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA%E3%81%AE%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%92%E6%B6%88%E3%81%99%EF%BC%88Android_Studio_3.0.1%EF%BC%89

###
ソフトウェアキーボード表示時にアクティビティ(WebView)がリサイズで追従しない問題。
タイトルバーを消すときに、不要な`<item name="android:windowFullscreen">true</item>`を指定していたのが原因。
```
        <item name="windowNoTitle">true</item>
        <item name="windowActionBar">false</item>
        <item name="android:windowFullscreen">true</item>
        <item name="android:windowContentOverlay">@null</item>
```

```
        <activity android:name=".MainActivity"
            android:windowSoftInputMode="adjustResize"
```
`android:windowSoftInputMode="adjustResize"`は不要だった。

https://github.com/delight-im/Android-AdvancedWebView/issues/113

spectron electron UIテストの実用例と書き方memo





spectron公式にはtitleをチェックするなどという気の抜けたリアリティのないユースケースしか書いてないし、リンクで示された先のWebDriverIOには2通りの書き方が書いてあってどちらを選べばよいかわからなかったりする。


リアルに動くelectronのUIテストコードはlina_dictoで使っている。githubに公開している。
https://github.com/MichinariNukazawa/lina_dicto
https://github.com/MichinariNukazawa/lina_dicto/blob/master/lina_dicto/test/spec.js



## mochaについて
https://mochajs.org/ に書いてある。
- done()を用いた非同期なテストと待ち受け
- timeout
あたりにお世話になっている。

retry 使いたいのだがサンプル通りに書いてみて使えているのかよくわからないので使ってない。

## Travis CIでtimeoutテスト
うちの現在のtimeout系テストについて、Travis CI環境で実行すると1.5掛けで遅い。
タイムアウト時間はCI環境の性能を考えて指定しないと、向こう側でエラーになる。

## テストの水増し
実行時間の平均化を目的に、テストを水増ししたい。
内側でループする方法と、テストデータを増やす方法がある。
うちでは現在、併用している。テストデータを増やす方法のほうが平均化の効果があったように思う。(平均とってないからわからないが)

```
 23 it ("Dictionary.get_item_from_keyword timeout", function(done) {¬
 24 >-------// ループによる水増しは、平均化にあまり効果があるように見えない。¬
 25 >-------// データ数を増やしたほうが良さそうに見える。¬
 26 >-------const EO_TO_JA_DICT_DATAS = [¬
 27 >------->-------['voc^o',>------>-------{'isMatch':true}],¬
 28 >------->-------['bonan',>------>-------{'isMatch':true}],¬
 29 >------->-------['bonan matenon',>------{'isMatch':true}],¬
 30 >------->-------['kafo',>------->-------{'isMatch':true}],¬
 31 >------->-------['kafolakto',>-->-------{'isMatch':true}],¬
 32 >------->-------['vitra',>------>-------{'isMatch':true}],¬
 33 >------->-------['zorgo',>------>-------{'isMatch':true}],¬
 34 >------->-------['boc^o',>------>-------{'isMatch':false}],¬
 35 >------->-------['zzz',>>------->-------{'isMatch':false}],¬
 36 >------->-------['xxxxxxxxxx',>->-------{'isMatch':false}],¬
 37 >-------];¬
 38 ¬
 39 >-------const datas = EO_TO_JA_DICT_DATAS;¬
 40 >-------for(let c = 0; c < 10; c++){ // 水増しと平均化¬
 41 >------->-------for(let i = 0; i < datas.length; i++){¬
 42 >------->------->-------const data = datas[i];¬
 43 >------->------->-------let res;¬
 44 >------->------->-------res = Dictionary.get_item_from_keyword(dictionary_handle, data[0]);¬
 45 >------->------->-------if(! data[1].isMatch){¬
 46 >------->------->------->-------assert(null === res);¬
 47 >------->------->-------}else{¬
 48 >------->------->------->-------assert(null !== res);¬
 49 >------->------->-------}¬
 50 >------->------->-------//assert(data[1] === res[2]);¬
 51 >------->-------}¬
 52 >-------}¬
 53 ¬
 54 >-------done();¬
 55 }).timeout(1500);¬
```

## mochaでtimeout時間の指定
公式の記法。
```
it('should take less than 500ms', function(done){
  this.timeout(500);
  setTimeout(done, 300);
});
```

うちで現在使っている記法。
```
it('should take less than 500ms', function(done){
  setTimeout(done, 300);
}).timeout(500);
```


## mochaで実行時間が表示されない

早すぎると実行時間が出力されない。
```
  ✓ Dictionary.init_dictionary timeout (201ms)
  ✓ Linad.initialize timeout (778ms)
  ✓ Dictionary.get_index_from_incremental_keyword timeout
  ✓ Linad.getResponsesFromKeystring timeout (416ms)

  4 passing (1s)
```
だいたい100msくらい。
末尾にsetTimeout()を入れて対処。
```
it ("speedy timeout test", function(done) {
    setTimeout(done, 100);
})
```

```
  ✓ Dictionary.init_dictionary timeout (214ms)
  ✓ Linad.initialize timeout (718ms)
  ✓ Dictionary.get_index_from_incremental_keyword timeout (111ms)
  ✓ Linad.getResponsesFromKeystring timeout (393ms)

  4 passing (2s)
```

エスペラント語関連npmパッケージ一覧・簡易調査(2018)


electronでエスペラント辞書を作るにあたってウマ味のあるnpmライブラリが無いかなと思い調査。
https://www.npmjs.com/search?q=esperanto


## new-hope
https://www.npmjs.com/package/new-hope

### 概要
Esperantoのトークナイザ(単語区切り)。
またサンプルサイトの挙動によると、単語の語根と種類(品詞)を返す模様。

トークナイズ自体は単語区切りに限らない場合もあるようだが、本パッケージの場合はサンプルサイトの挙動を見る限り、単語区切り機能の提供という意味で良い模様。
トークナイズの種類
形態素解析    単語ごとに区切る        自然言語処理に用いる
N-gram        文字数ごとに区切る        検索インデックスの作成に用いる

とはいえ。
エスペラントにおいては、英語のように空白区切りするだけで単語区切りできる。
語根もエスペラント語のルールは単純で単語毎に固有だったり例外は無いため簡単に生成出来る。
(日本語などの場合はデータから辞書を生成しておくなど高度な処理が必要。)
中身はとても単純であることが予想される。

言語 ts
テストフレームワーク jasmine (`spec/`以下)
ビルド webpack
ライセンス MIT

https://webtopi.biz/archives/350
https://qiita.com/mogulla3/items/23aaffbe29c4e600876d
http://groonga.org/ja/docs/reference/tokenizers.html

#### ソースコード

とても単純な`splitter.ts`。
```js
export const split = (text: string) => {
  return text.split(/[" " | . | , | ; | : | ? | ! | ( | )]/)
    .map((w) => w.toLowerCase().trim())
    .filter((w) => w !== "")
};
```
https://github.com/maroun-baydoun/new-hope/blob/master/src/splitter.ts

`tokenizer.ts`も100行に満たない。主語(ex.mi)などいくつかを単語リストとのマッチで判定して、あと末尾の変化を見るだけ。

# Najtingalo
brainf*ckインタプリタ。エスペラントと関係ないのでパス。

# dictionary-eo
https://www.npmjs.com/package/dictionary-eo

Hunspellスペルチェッカ経由でLibre OfficeやFirefox等のMozilla製品で使える、と書いてあるっぽい。
辞書データのソース:
http://www.esperantilo.org/index_en.html
エスペラントと複数国語間の単語の対応表である模様。日本語は含まれていない。

これ自体を何かに組み込んで使うものではなさそう。

テストフレームワーク tape?(きいたことないやつっぽい)
ビルド 独自スクリプト
ライセンス 辞書と辞書のキャシュがGPL-2.0、コード等はMIT

### ソースコード
各言語まとめてのリポジトリになっている。
辞書ファイルがママでGitHubに上がっている。
本体コードというか機能に相当するものは、エスペラント語部分には辞書データ以外に何もない模様。
見るものはない。

## ng-datefns-pipes-all-locales
https://www.npmjs.com/package/ng-datefns-pipes-all-locales

日時文字列関数ライブラリ。
日時のロケール毎の文字列表現を、足し引き比較するなどの機能を提供しており、エスペラントも対象に含まれるということの模様。

あっ、ぱっと興味がわかなかったからスルーしてしまったけれど対応sistemoの数とかツッコミどころだったかもしれないのを読んでおけばよかった(もう面倒だからいいやの気持ち)。

## mimosa-esperanto-es6-modules
mimosaなるWeb系ビルドサービスのコメントかなにかをエスペラント語で使えるようになるらしい。
リンク先の使用ライブラリのGitHubリポジトリが消えていないか?

これ単体で使うものではなさそう。

### ソースコード
2項目程度の設定しかない。
見るものはない。

テスト chai
ビルド なし
ライセンス MIT

## stopwords-eo
https://www.npmjs.com/package/stopwords-eo

ストップワードは自然言語処理(検索)を行うにあたって一般的すぎて意味がないため除外する単語(のリスト)。
https://kotobank.jp/word/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89-1703083

機能的にはストップワード文字列の入ったarrayを返すだけ。
本体側(stopwordsパッケージ)によると文字列arrayから実際に取り除くメソッドが生えているオブジェクトを提供しているようなのだが。

ところでこのストップワードのソースって何?
と思ったが、リンク先にソース一覧が一応ある。(見てわからないから追ってないけれど。)
https://github.com/stopwords-iso/stopwords-iso/blob/master/CREDITS.md

### ソースコード
ストップワードの列挙されたテキストファイルがあるのみ。
生成コードは本体側(stopwordsリポジトリ)にあるそうだがまあこれもJSON生成するだけと思われる。
見るものはない。

## write-int
https://www.npmjs.com/package/write-int

int型の数字を言語毎の文字列表現にして返す。

### ソースコード
親側で以下の引数3つを用意して、言語固有のwrite()に渡される。
第一引数、親側で整数を絶対値にしてから、下の桁から格納していくarrayを生成。
第二引数、プラマイを渡す。
第三引数、オプションがあるが、英語とエスペラント語では使っていない。性別で変化する語とかで使うのではないかと思う。
また数値がゼロであれば単にzero()を呼ぶ。

エスペラント対応部分はたぶんこれ。
https://github.com/Costava/write-int/blob/master/src/languages/eo.js

マイナスには対応していない模様。(MINが-1なのは「より上」ということか。)
ちょっと読み解くのに時間がかかった。単純な数字表現とはいえコードに起こすとそれなりに複雑ということか。
上位桁から3桁毎に処理して、その3桁毎は変数triで数えて3(つまり9桁)以上はbase配列に入った桁名で共通処理できる。そこから下(tri==2や1)はルールが異なる。

## gulp-esperanto-rocks
https://www.npmjs.com/package/gulp-esperanto-rocks
https://www.npmjs.com/package/grunt-esperanto
https://www.npmjs.com/package/generator-esperanto
https://www.npmjs.com/package/gobble-esperanto
https://www.npmjs.com/package/gulp-esperanto

またビルドシステムか。よくわからないからパス。

## smart-plurals
https://www.npmjs.com/package/smart-plurals

数字を入れると指定の言語により単数・複数(あればその他)の種類が分類されて返る。

### ソースコード
エスペラントは英語と一緒になっている。
https://github.com/scottrippey/Smart-Plurals/blob/master/src/Smart.Plurals/Smart.Plurals.languages-english.js

## karma-esperanto-preprocessor
anglarのプリプロセサに関係するらしい。よくわからないしどうでも良いのでパス。
https://www.npmjs.com/package/karma-esperanto-preprocessor


## bildo
https://github.com/underr/bildo

ピーマン(等?)とリチャード・ストールマンやゲイツの写真のページが出てくるらしい。
エスペラントで名前を付けたジョークアプリなのでは。

## esperanto-bundle-stream
https://www.npmjs.com/package/esperanto-bundle-stream
https://www.npmjs.com/package/gobble-esperanto-bundle

ビルドツール。パス。

## multi-stopwords
https://www.npmjs.com/package/multi-stopwords

またストップワード。こちらは複数言語を同時指定できるということ?


エスペラント辞書を作るにあたってウマ味のありそうなものが少なくてほとんどパスした気がする。
特にビルド関係。そもそもjsのビルドエコシステムあまり使ってないし、まだ英語で書いていたい。

vscode で使っているnpm packageの一覧(2018/10)

次のプロダクトとしてelectron製アプリケーションを作ろうと考えていて、アプリケーション構成を改善するための下調べの一環。

##
npmパッケージの表面を舐めていく。まずは`  "dependencies": {`
興味のないものとかは適当に説明文の単語を舐めて終わりにしてます。

    "applicationinsights": "1.0.5",
Microsoftによるnodejsアプリケーションのパフォーマンス測定パッケージ
https://www.npmjs.com/package/applicationinsights
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/application-insights/app-insights-nodejs
    "fast-plist": "0.1.2",
PLISTパーサ(apple製品のzip圧縮テキストフォーマット`.ipa`ファイル)
https://www.npmjs.com/package/fast-plist
    "gc-signals": "^0.0.1",
オブジェクトのGCを監視する。
https://www.npmjs.com/package/gc-signals
    "getmac": "1.4.1",
マシンのMACアドレスを取得する(何に使ってるんだこれ...)
https://www.npmjs.com/package/getmac
    "graceful-fs": "4.1.11",
fsの互換実装。openのちょっとした自動再試行などの機能強化がされているとのこと。
https://www.npmjs.com/package/graceful-fs
    "http-proxy-agent": "^2.1.0",
    "https-proxy-agent": "^2.2.1",
URLに対してプロキシ経由アクセスを提供する。
https://www.npmjs.com/package/http-proxy-agent
    "iconv-lite": "0.4.23",
文字コード変換。ネイティブコードを使わずjsだけで出来ているのがウリとのこと。
https://www.npmjs.com/package/iconv-lite
    "jschardet": "1.6.0",
文字コード種別自動検出。Pythonからの移植らしい。
https://www.npmjs.com/package/jschardet
    "keytar": "4.2.1",
Win/Mac/Linuxのネイティブなパスワード管理システムへのバインディング
https://www.npmjs.com/package/keytar
    "minimist": "1.2.0",
コマンドライン引数パーザ。有名どころ。
https://www.npmjs.com/package/minimist
    "native-is-elevated": "^0.2.1",
管理者権限の有無を返す。
https://www.npmjs.com/package/native-is-elevated
    "native-keymap": "1.2.5",
OS/言語固有のキーマップ(共通キーコードからそれへの変換対応表)を返す。
https://www.npmjs.com/package/native-keymap
    "native-watchdog": "1.0.0",
ウォッチドッグタイマ。
js側がビジーになっていないか監視するのが目的で、C++製の別スレッドによる実装。対象がビジーになっていたら殺す、らしい。
https://www.npmjs.com/package/native-watchdog
    "node-pty": "0.7.8",
疑似端末プロセスをフォークする。ターミナルエミュレータ向け。
https://www.npmjs.com/package/node-pty
    "semver": "^5.5.0",
セマンティックバージョンパーザ。バージョン文字列をいい感じにパースして、前後順を判定する。
https://www.npmjs.com/package/semver
    "spdlog": "0.7.2",
C++製のログ出力ライブラリspdlogのnodeバインディング。
Rotateもついているらしい。
https://www.npmjs.com/package/spdlog
https://github.com/gabime/spdlog
    "sudo-prompt": "8.2.0",
必要に応じて管理者権限のダイアログを出す。
https://www.npmjs.com/package/sudo-prompt
    "v8-inspect-profiler": "^0.0.8",
ChromeDevToolsのプロトコルでV8のパフォーマンス測定を行う。
https://www.npmjs.com/package/v8-inspect-profiler
    "vscode-chokidar": "1.6.4",
    "vscode-debugprotocol": "1.32.0",
    "vscode-nsfw": "1.1.1",
    "vscode-ripgrep": "^1.2.2",
    "vscode-sqlite3": "4.0.2",
    "vscode-textmate": "^4.0.1",
    "vscode-xterm": "3.9.0-beta9",
VSCode固有のあれこれと思われるので、興味はあるがパス。さすがに数が多くて疲れてる。
    "winreg": "^1.2.4",
レジストリコマンドベースのWindowsレジストリ操作。
https://www.npmjs.com/package/winreg
    "yauzl": "^2.9.1",
unzipライブラリ。`yet another unzip library for node. `って書いてある。
https://www.npmjs.com/package/yauzl
    "yazl": "^2.4.3"
zip圧縮ライブラリ。上のやつの仲間。

##
`"devDependencies": {`いってみましょう。
    "7zip": "0.0.6",
7zipを扱う機能をnodeに提供するライブラリ。
https://www.npmjs.com/package/7zip
    "@types/keytar": "^4.0.1",
    "@types/minimist": "^1.2.0",
    "@types/mocha": "2.2.39",
    "@types/node": "^8.9.1",
    "@types/semver": "^5.5.0",
    "@types/sinon": "^1.16.36",
    "@types/webpack": "^4.4.10",
    "@types/winreg": "^1.2.30",
他で指定しているパッケージの別バージョンなので略。
    "asar": "^0.14.0",
electronアプリケーションパッケージ(asarファイル)のライブラリ。
https://www.npmjs.com/package/asar
    "chromium-pickle-js": "^0.2.0",
ChromiumによるPickleバイナリファイル(Python関係ファイルフォーマット)のパック・アンパック。
    "clean-css": "3.4.6",
cssオプティマイザ・ミニマイザ。
https://www.npmjs.com/package/clean-css
    "copy-webpack-plugin": "^4.5.2",
webpack関連。
https://www.npmjs.com/package/copy-webpack-plugin
    "coveralls": "^2.11.11",
coveralls.io とかいうサービスにカバレッジレポートを上げるらしい。
https://www.npmjs.com/package/coveralls
https://coveralls.io/
    "cson-parser": "^1.3.3",
CSON(CoffeeのJSON)のパーザ。
https://www.npmjs.com/package/cson-parser
    "debounce": "^1.0.0",
本ライブラリで生成した関数は、2回以上呼ばれた場合に前の実行から一定時間が経つまで次の実行を遅延する。
    "documentdb": "^1.5.1",
AzureのDBと繋げるって書いてある。
https://www.npmjs.com/package/documentdb
    "electron-mksnapshot": "~2.0.0",
mksnapshotパッケージに必要なバイナリをダウンロードするためだけのパッケージ。
https://www.npmjs.com/package/electron-mksnapshot
    "eslint": "^3.4.0",
eslint。
    "event-stream": "^3.1.7",
ストリーム(パイプ)志向な処理シーケンスを提供する。
https://www.npmjs.com/package/event-stream
    "express": "^4.13.1",
サンプルを見るにシンプルなWebサーバ的なものが作れる様子。
https://www.npmjs.com/package/express
    "glob": "^5.0.13",
ファイルパスパターンマッチ(glob)。.gitignore的なものらしい。
`*`を使ったシンプルなものだけでなく、正規表現っぽいのもいける模様。
https://www.npmjs.com/package/glob
    "gulp": "^3.8.9",
    "gulp-atom-electron": "^1.19.0",
    "gulp-azure-storage": "^0.7.0",
    "gulp-buffer": "0.0.2",
    "gulp-concat": "^2.6.0",
    "gulp-cssnano": "^2.1.0",
    "gulp-eslint": "^3.0.1",
    "gulp-filter": "^3.0.0",
    "gulp-flatmap": "^1.0.0",
    "gulp-json-editor": "^2.2.1",
    "gulp-mocha": "^2.1.3",
    "gulp-plumber": "^1.2.0",
    "gulp-remote-src": "^0.4.0",
    "gulp-rename": "^1.2.0",
    "gulp-replace": "^0.5.4",
    "gulp-shell": "^0.5.2",
    "gulp-tsb": "2.0.5",
    "gulp-tslint": "^8.1.2",
    "gulp-uglify": "^3.0.0",
    "gulp-util": "^3.0.6",
    "gulp-vinyl-zip": "^1.2.2",
なんかいろいろある。gulp大変なのかVSCodeが大きいから仕方ないのか。

    "husky": "^0.13.1",
git hookって書いてある。package.confか.huskyrcに設定が書いてあると言う風に読める。
https://www.npmjs.com/package/husky
    "innosetup-compiler": "^5.5.60",
windows向けinnoインストーラシステムを提供する。
https://www.npmjs.com/package/innosetup-compiler
    "is": "^3.1.0",
テストライブラリ。オブジェクトの型など判定するメソッド集。
https://www.npmjs.com/package/is
    "istanbul": "^0.3.17",
カバレッジテストツール。
https://www.npmjs.com/package/istanbul
    "jsdom-no-contextify": "^3.1.0",
ブラウザ無しで使えるdomを提供するjsdomの仲間という理解で良いか。
https://www.npmjs.com/package/jsdom-no-contextify
    "lazy.js": "^0.4.2",
 Underscore や Lodash的なもの? 並列実行ライブラリということでいいのか。
 https://www.npmjs.com/package/lazy.js
    "merge-options": "^1.0.1",
plain objectをマージする。
https://www.npmjs.com/package/merge-options
    "mime": "^1.4.1",
MIME type(text/plainとか)を判定したり適した拡張子を返したりする模様。
https://www.npmjs.com/package/mime
    "minimatch": "^3.0.4",
globを提供する。
https://www.npmjs.com/package/minimatch
    "mkdirp": "^0.5.0",
`mkdir -p`を提供する。
https://www.npmjs.com/package/mkdirp
    "mocha": "^2.2.5",
    "mocha-junit-reporter": "^1.17.0",
テストフレームワーク。
    "optimist": "0.3.5",
コマンドライン引数パーザ
https://www.npmjs.com/package/optimist
    "p-all": "^1.0.0",
並行数を制限しつつPromiseベースのasyncを実行する?
https://www.npmjs.com/package/p-all
    "pump": "^1.0.1",
パイプ的なものを提供する。
https://www.npmjs.com/package/pump
    "queue": "3.0.6",
Queueに詰め込んだタスクを非同期並列実行する。
https://www.npmjs.com/package/queue
    "rcedit": "^1.1.0",
Windows実行ファイルのrcリソースを編集する。
https://www.npmjs.com/package/rcedit
    "remap-istanbul": "^0.6.4",
イスタンブールの仲間と思うのでパス。
    "rimraf": "^2.2.8",
`rm -rf`を提供する。
https://www.npmjs.com/package/rimraf
    "sinon": "^1.17.2",
test用のスタブとモック
https://www.npmjs.com/package/sinon
    "source-map": "^0.4.4",
Source Maps(ミニファイやビルドしたjs,cssのためのデバッグシンボル)を作る
https://www.npmjs.com/package/source-map
    "ts-loader": "^4.4.2",
    "tslint": "^5.9.1",
    "typescript": "3.1.1",
    "typescript-formatter": "7.1.0",
    "uglify-es": "^3.0.18",
typescript系。当面使用予定なしにつきパス。
    "underscore": "^1.8.2",
関数プログラミングライブラリ
https://www.npmjs.com/package/underscore
    "vinyl": "^0.4.5",
    "vinyl-fs": "^2.4.3",
(`basename`などの)ファイルパスユーティリティ。
https://www.npmjs.com/package/vinyl
    "vsce": "1.48.0",
VSCode Extension Manage
https://www.npmjs.com/package/vsce
    "vscode-nls-dev": "3.2.2",
https://www.npmjs.com/package/vscode-nls-dev
    "webpack": "^4.16.5",
    "webpack-cli": "^3.1.0",
    "webpack-stream": "^5.1.1"
webpack。
  },
```

```js

  "repository": {
    "type": "git",
    "url": "https://github.com/Microsoft/vscode.git"
  },
  "bugs": {
    "url": "https://github.com/Microsoft/vscode/issues"
  },
```
特に書くことは無い。

```js
  "optionalDependencies": {
    "windows-foreground-love": "0.1.0",
    "windows-mutex": "^0.2.0",
    "windows-process-tree": "0.2.3"
  }
}
```
まあWindowsのことはいいか、ということで。パス。



jsのasyncなメソッドをfor,loop内で同期的に呼び出す

async/awaitを使ったjavascriptのコードをnodejsで使用する際、非同期呼び出しとなっている関数をloopの中で動機呼び出しする方法。

この前かなり真剣にPromiseのドキュメントを読んで、これをいずれ使うことになるのか、使いこなすの大変そうだな、と思っていたのですが、js,nodejsは既にその先に行っているそうで、それがasync/awaitとのこと。
で、詳しい説明はいろいろ書いてあったのですが、とりあえず脇に置いておいて、私にはasync/awaitの理解よりも先にやりたい作業があり、幸いWebから拾ってきた関数を使えば、使われているasync/awaitの詳細は気にしなくても良さそう....だったのですが。

例えばこういう関数があり、これはasyncにより非同期呼び出し関数になっています。
```
async function getPage(save_dir, year, month){
    // ブラウザを起動する
    const browser = await pptr.launch({
        //slowMo: 50,                // 実行にwaitを入れる
        args: ['--lang=ja,en-US,en']        // デフォルトでは言語設定が英語なので日本語に変更
    });

    // ページつくる
    const page = await browser.newPage();


    // 〜    ...以下略
}
```
こいつは中身に非同期関数をかなり使っており、単にasyncを外せば同期関数になるというものでもありません。

で、asyncされている関数をこういう呼び出しをすると、並列実行されてしまいます。
```
    for(let year = 2018; 2000 <= year; year--){
        for(let month = 1; month <= 12; month++){
            getPage(save_dir, year, month);
        }
    }

```
私の環境では12coreあるUbuntuマシンがフリーズしかけていました。
Ctrl+Cが効かないため、結局物理電源断。

で、対処法。
```
async function run(){
    for(let year = 2018; 2000 <= year; year--){
        for(let month = 1; month <= 12; month++){
            await getPage(save_dir, year, month);
        }
    }
}

run()

```

対象の呼び出しをawaitすればいい。
awaitするためには、呼び出しをasyncで囲んだ関数内でする必要があるようです。

これ、関数呼び出しの上の階層が必ず非同期になります。
上位階層で最終的に同期呼び出しがしたい場合にどうすればいいのかは不明。今回は必要ないので調べものはこれでおしまいでした。

[クロス本草稿]GTK2アプリケーション開発環境


本文章は、技術書典5にて[project daisy bell]( https://twitter.com/MNukazawa )がリリースする予定の、クロスプラットホーム・デスクトップアプリケーション・GUIフレームワーク・クロスレビュー本(仮)(以下、クロス本)の一部の草稿です。
クロス本は、筆者のGTK/Qt/Electronの経験と知見について扱います。具体的な解説書というより技術エッセイです。
本文章には、校正前の文章・記憶により記述し未確認の内容・雑なmarkdown風紀法・張ってないURLリンク、などがあります。




# GTK2アプリケーション開発環境

GTK2アプリケーション開発をするために一番最初にしなければならないのは、開発環境の構築だった。
GTK2アプリケーション開発の前、VisualStudioとEclipseの経験があった。
Windowsで開発環境といえばどちらもインストーラを叩くだけでコンパイラもライブラリも全て揃い、ボタンを押せばビルドと実行がされる環境で開発が始められる。
Linux環境でGTK開発を始めるにあたって、ボタン押下をmakeコマンドに置き換えるところからスタートした。

この頃の成果はWindowsでのGTK2開発環境としてgithubに上げてあるので、本章の副読本として参照のこと。
[MichinariNukazawa/GTK2.0-Dev-Env]( https://github.com/MichinariNukazawa/GTK2.0-Dev-Env )

UbuntuターミナルでのGTKアプリケーションからWindows版開発環境は、実際に作業をする際にも、Linux環境のパスなどを参考にできた。
段階的にレベルが上がり、良いステップアップになったと思う。

当時興味をひいたものとして`pkg-config`コマンドがある。
[Wikipedia pkg-config]( https://ja.wikipedia.org/wiki/Pkg-config )
gccは、デフォルトのパスと環境変数から、ビルドに必要なライブラリとヘッダを探す。
Ubuntu上でGTKアプリケーションをビルドする場合、パスの探索先などを追加するオプションをgccに渡す必要がある(-L,-I,-lオプションのこと)。
pkg-configは、ライブラリ名を指定すると、ビルドに必要なgccオプション文字列を展開して返す。
Ubuntu環境で、設定済みのpkg-configにgtkライブラリを指定すれば、勝手に.pcファイルの読み出しからコマンド引数の展開まで勝手にやってくれる。
デフォルトのパスとPKG_CONFIG_PATH環境変数から、指定されたライブラリ名と同名の`*.pc`ファイルを探す。.pcファイルにgccに渡すオプションの情報が書かれており、ライブラリ配布者が用意してライブラリと共に配布する。
.pcファイルのrequireパラメタで依存関係を別の.pcファイルにネスト可能。試したことはないので参照を循環させたらどうなるのか不明。
筆者は.pcファイル自体を作ったことはないが、多分何かのautotools付属物で生成できるのではないかと思う。
pkg-configは最初から入っているか、build-essensialsかlibgtk2-devで導入されるらしく、Ubuntuターミナルだけで開発していた頃は存在を特に意識せずに使用していた。

後年、GTKライブラリを使おうとした際に付属の.pcファイルがフルパスで書かれていて相対パスに置換する必要があり、この頃の知識が役に立った。

Linux環境でしばらくGTKアプリケーションを書いてみてから、移植というほどではないが、WindowsでのGTKアプリケーションのビルドに挑戦した。
Ubuntuで作ったMakefileやソースとプロジェクトをそのまま使うことを意図し、MinGWと公式配布のビルド済みGTKライブラリを使った。
pkg-config.exeがGTKライブラリに添付されているのを見て、自分が使っていたLinuxコマンドというものの実体を理解した。
Ubuntuでは設定済みであったため理解の曖昧だった環境変数(PATHなど)もWindows環境では自分で設定する必要があった。
結果的に、アプリケーション自体はぱっとした成果物を生み出せなかったが、ターミナル環境への理解が進み、その後の開発に繋がっていった。

Windows環境でコマンドプロンプトを起動するのに使っている`!cons.bat`は「30日でできる自作OS入門」で得た知識を元にしている。
プロジェクトディレクトリの中で直接コマンドプロンプトを起動できるため、コマンドプロンプトで面倒なcdを省ける。
また、バッチ側で環境変数をセットしてコマンドプロンプトを起動できる。
現在でもWindowsで開発するプロジェクトではよく使っている。

Windows環境でテキストエディタにTeraTermを使っていたのも、確か「30日本」の影響だったと思う。こちらは最近VSCodeに乗り換えた。


[クロス本草稿]ロギング


本文章は、技術書典5にて[project daisy bell]( https://twitter.com/MNukazawa )がリリースする予定の、クロスプラットホーム・デスクトップアプリケーション・GUIフレームワーク・クロスレビュー本(仮)(以下、クロス本)の一部の草稿です。
クロス本は、筆者のGTK/Qt/Electronの経験と知見について扱います。具体的な解説書というより技術エッセイです。
本文章には、校正前の文章・記憶により記述し未確認の内容・雑なmarkdown風紀法・張ってないURLリンク、などがあります。



# ロギング

本物のデスクトップアプリケーションは、バグレポートに添付して原因を解析可能な、本物のデバッグログ(動作ログ)が出力されるべきである。
デバッグログは、アプリケーションの開発中・ユーザ環境での実運用中の両方で、常に出力され続けなければならない。
本章では、デスクトップアプリケーションからのデバッグログのファイル書き出しについて扱う。
開発中のデバッグ手法は基本的には開発環境の章で扱うが、本章で扱う動作ログも無関係ではない。



GTKにはデバッグログのための機構はない。
QtにはデバッグログのためのqDebug()関数群が用意されている。
Electronではconsole.log()関数群を用いる。
筆者は、Electronでは動作ログのファイル書き出しを行っていないため、それは扱わない。
本章は、GTK,Qt,Electron固有のテクニックと言うより、C,C++での文字列操作テクニックや、筆者の方針が多い内容になっている。

デスクトップアプリケーションでのロギングは下記が参考になる。
[Joel on Software やさしいバグトラッキング]( http://local.joelonsoftware.com/wiki/やさしいバグトラッキング )
[Joel on Software ユーザからクラッシュレポートを自動的に取得する方法]( https://www.amazon.co.jp/Joel-Software-Spolsky/dp/4274066304 )
ただ、筆者は上記に書いてあるようなクラッシュレポートの収集はまだ実施できていない。

マルチプラットフォームを考えると、syslog()が使えない。

筆者は、以下の通りにしている。
- デバッグログはファイルに書き出す
- 標準出力,標準エラー出力からリダイレクトしてテキストファイルに書き出すようにする場合もある
- 基本的に、ログにASCII文字以外は使わない
- 上記を前提に、マルチプラットフォーム(Windows)で日本語出力した場合に起こるかもしれない文字化けは基本的に最初から諦める
- フォーマッティングに難があるため、"+"演算子やstreamによる文字列連結を避ける
- 必要があれば独自実装の簡易なログローテーション(削除や圧縮)を行う
- 起動時にアプリケーションのversion情報をdumpする(手動でインクリメントされるリリース番号だけでなく、gitのコミットハッシュ等をバイナリに織り込んで用いる)

streamについて。
フォーマッティングの文法が長くコードの読み書きが難しいため、極力使用を避けている。

ログローテーションについて。
ログファイル名に起動時刻を使用し、アプリケーション起動時に一週間より古い名前の付いたログファイルを検出して、それらをzipするコマンドを叩く、という実装を行った。
なお、zip圧縮はアーカイブに後からファイルを追加していくことができる。
必要なければzip圧縮でなく単に削除するようにすればよい。
Windowsでは標準コマンドが機能不足であったため、[7-Zip コマンドラインバージョン(7za.exe)]( https://sevenzip.osdn.jp/download.html )をバイナリに添付して用いた。
Linuxでは標準のzipコマンドを呼び出せば用が足りる。
MacOSXでは行っていないが、たぶんLinuxと同じ方法で行ける。

アプリケーションのversion情報について。
過去にはビルド日時も入れていたが、これはビルド毎にバイナリハッシュが変わるだけで意味はないため、最近は行っていない。
gitコミットハッシュを付与する際、未commitな変更がないか確認して存在すればその旨("-develop"など)を付与するようにしている。
[vecterion/version.sh]( https://github.com/MichinariNukazawa/vecterion_vge/blob/master/version.sh )
一部抜粋
```bash
# repository
GIT_HASH=$(git log --pretty=format:'%h' -n 1)
GIT_BRANCH=$(git branch | awk '/^\*/ { printf $2 }')
GIT_DATETIME=$(git log --date=iso --pretty=format:"%ad" -n 1)
## @todo can't check to unstaging new file.
GIT_STATUS_SHORT=$(git diff --stat | tail -1)
```
が、gitで未コミットファイルの十分な判定が未解決の問題となっている。
(未ステージングな新しいファイルが存在する場合にそれを検出する良い方法が見つかっていない。)
また、この方法はQt(QtCreator)では、qmakeファイル(.pro)に組み込むことが難しい。
(QtCreatorから外部のMakefileを呼び出すようにしたら、Makefileを呼び出すだけでヌルビルドに4秒余分にかかるようになってしまった)

## GTK

GTKには、GTKライブラリ側のデバッグオプションがあるが、筆者はこれを使ったことがない。
[Running and debugging GTK+ Applications]( https://developer.gnome.org/gtk3/stable/gtk-running.html )

内容が完全にC言語マクロテクニックになってしまうが、筆者は下記の関数マクロを使用している。
[vecterion/include/pv_error.h]( https://github.com/MichinariNukazawa/vecterion_vge/blob/master/include/pv_error.h )
一部抜粋
```c
#define pv_error(fmt, ...)  \
    fprintf(stderr, "error: %s()[%d]: "fmt"\n", __func__, __LINE__, ## __VA_ARGS__)
```
呼び出すマクロでレベルを指定する。
コード上の関数名と行番号を自動付与する。
vecterionでは、関数名があればファイル名が無くてもログの出力箇所が一意に特定できるため、ファイル名は付けていなかった。
(pc_critical()でexit()を呼んでいないのは、筆者が修行不足であったが故。ここはサパっと死ぬべきだった。)

なお、gtkにはg_strdup_new()というユーティリティ関数がある。
これはprintフォーマットで生成した文字列を必要なメモリを確保して入れて返す。確保するので開放する必要もある。

日本語出力した場合どうなっていたか覚えていないが、多分コマンドプロンプトは文字化けする。

## Qt

QtにはqDebug()関数群がある。
呼び出す関数でレベルを指定する。
環境により出力先を切り分けてくれるようなのだが、常にトラップしてファイル出力していたため、筆者は詳細を知らない。
トラップは[qInstallMessageHandler()]( http://doc.qt.io/qt-5/qtglobal.html#qInstallMessageHandler )で行う。
[QDebug Class]( http://doc.qt.io/qt-5/qdebug.html )
[What's New in Qt 5.6.0: Logging to syslog and journald]( https://www.ics.com/blog/whats-new-qt-560-logging-syslog-and-journald )
ドキュメントに使用例でQRectをそのままストリームに渡しているところを見ると、QObjectを渡すだけで適切にデバッグ出力してくれるのかもしれない。

qDebug()はprintフォーマットでないため、16進数やゼロ埋めを使ったデバッグ出力が欲しい場合に苦労した。
(筆者はc++開発では一般にprintフォーマットが存在しないため苦労する。)
QStringにformatという似た機能があったため、なんとかやっていた。
下記使用例はうろ覚え。
```c++
qDebug(QString::format("%1,%2")
    .arg(hex_value, 16)
    .arg(space_fill_value, 3, 10, QChar(' ')))))
    // hex_valueは、続く第二引数が16進数表記を表す
    // space_fill_valueは、続く第二引数が桁数で第三引数が10進数表記を表す(!)、第四引数が埋めに使う文字
```

str.sprint()というメソッドがあり、筆者はこれも使っていた。
staticメンバではないため、QStringのオブジェクトを用意する必要がある。
下記使用例はうろ覚えだったため[stackoverflow]( https://stackoverflow.com/questions/4784155/how-to-format-a-qstring )より改変引用。
```c++
QString str;
qDebug(str.sprintf("%s %d", "string", 213));
```
2018年現在のQt5.11のドキュメントには無いため廃止された模様。

公式ドキュメントによると、古いversionのQtではqDebug()でprintフォーマットが使えた模様。
[Qt3.3 qDebug()]( http://doc.qt.io/archives/3.3/qapplication.html#qDebug )
2018年現在のQt5.11のドキュメントには無い使用法なので、廃止されたものと思われる。

アプリケーションversion番号のgit hasuについては、よく覚えていない。
確か最終的に.proファイルにコマンド出力をマクロ変数(?)に格納する記法があり、それを用いて「.proのマクロから、c++プリプロセッサマクロ置換」、で実装したような気がする。

Qtと関係ない、純粋なC++言語マクロテクニックの話になってしまうが、MicrosoftのMSDNマガジンで書かれたstd::stringをprintフォーマットに渡せるTempleteテクニックがあり、とても気に入っている。
[最新の C++ で Printf を使用する]( https://msdn.microsoft.com/ja-jp/magazine/dn913181.aspx )

日本語出力がどうなるかは覚えていないが、多分Qt(qDebug())側でハンドリングしているのではないかと思う。

## Electron

console.log()でする。
呼び出すメソッドでレベルを指定する。
デバッグコンソールでログレベルをverboseにしておかないとconsole.debug()が出力に表示されないので注意。

chromium由来のconsole.log()には、いくつかの拡張機能が用意されている。
(どうやら他ブラウザに無い場合があるようで、たぶん標準でない...といっても厳密にはECMAScript仕様にはconsole.log()関数は存在しないのではないかと思うが)
- オブジェクトだけを引数に入れるとコンソールでオブジェクトを展開できる
- 簡単なprintフォーマットが使える

lina_dictoではファイル出力等はしていない。
今後本格的なアプリを書いた場合の課題になっている、未解決問題。
たぶんnpmに選ぶのに困るほど多くのロギングパッケージがあるだろうと考えている。

Pixel 7aを買ったので自分が購入前に読みたかったレビューを自分で書いてみる

カメラ性能がどうとかスペック比較がどうとか、そういう一変通りな評価ブログ記事ははっきり役に立たないので、本当のスマホ端末の評価ブログ記事というものはこう書くのだという記事を自分で書いた。 スマホ端末レビュー記事で一番大事なのはちゃんと筆者の自分語りがされていること。なぜならスマホ...