BirdFontをビルド(Ubuntu14.04)



フォント作成アプリケーションのBirdFontをビルドしてみた。

といっても、特に面倒な手順はなかった。

ビルドしたBirdFontを起動したところ

ビルドして試そうと思ったのは、LibreGraphicsWorldで紹介されていたため。

 git clone https://git.gitorious.org/birdfont/birdfont.git
 cd birdfont/
 ./configure



までは公式サイトに記載された手順の通りに。


そして、指示される通りに必須パッケージを導入していく。

 sudo apt-get install valac
 sudo apt-get install libgtk-3-dev 
 sudo apt-get install libwebkitgtk-3.0-dev 
 sudo apt-get install libnotify-dev 
 sudo apt-get install libgee-dev 

ビルド手順にある「doit」って何のことだろうと思ったら、なんのことはないpython製のビルドツールらしい。
sudo apt-get install python-doit 
doit





そしてdoitでビルドをかけると、libgit2が足りないと言われる。git連携機能があるのだろうか。
 sudo apt-get install libgit2-dev
 doit


BirdFontの様子見がしたかっただけなので、管理者権限を使ってインストールするほどでもないと判断。
インストールせずに直接起動。
必要なライブラリパスなどを、添付されたスクリプトが適切に設定してくれる。
 ./birdfont.sh


本家には「翻訳はパッチが云々」と書いてあったのだけれど、面倒ばかりが予想されるのでパス。
(中途半端に翻訳パッチを当てると表示が崩れたり、ビルドが上手く行かなかったり。出たてのアプリだと、使い方を海外の情報から探すのに機能名で検索できないなど)

部分的に翻訳されているBirdFontのメニュー

しかしデフォルトで翻訳ファイルが入っていたようで、(中途半端に)翻訳された状態になっている。
Googleを駆使してBirdFontを使う方は
LANG=C ./birdfont.sh
して翻訳されていない状態で使うのが良いかと。


使い勝手のレビューは機会があれば。
FontForgeよりエディタ(ドローツール)部分が良ければ、開発中のRuneAssignMNシリーズ他で、SVGエディタとして採用を考えます。
スクリプトらしきものが見当たらないので、とりあえず乗り換え候補にはならないのですが。

オル・チキ文字のフリーフォントを公開しました(イラストandデザイン向け)

イラスト・デザイン用途に自由に使うことができます。

リリースしたオル・チキ文字フォントの書体見本

ダウンロードはGithubのOlChikiAssignMNプロジェクトページから。
あるいは、Boothアカウントのある方は、Pixiv Boothに出展予定ですのでそちらから。

本フォントにオル・チキ文字とラテン・アルファベットの対応関係は、オル・チキ文字のUnicode表に割り当てられた文字の名称を元にした、オリジナルです。

オル・チキ文字とラテン・アルファベットの対応表





 GithubのOlChikiAssignMNプロジェクトページには、本フォントの元画像ファイルと、ビルドスクリプトがすべて公開されています。
自分でOlCikiAssignMNフォントのビルドを試したり、オリジナルフォントを作成するのに使うこともできます。
( SVG画像の分割スクリプトは、今回のOlChiki文字フォントを作成するためだけの改造を施されており、汚い方法でSVG分割を行っているため、画像によっては成功しない場合があるのですが。)




次は、姉妹版のルーン文字フォントに、新しいバリエーションを追加しようと計画しており、現在鋭意作業中です。

Linuxコマンドライン上でSVGベクタ画像をJPG等へラスタライズ変換する

 Linuxコマンドライン上でSVGベクタ画像をJPG等へラスタライズ変換することができるが、上手く変換されない場合がある。   以前作った魔法陣イラスト素材をイラスト素材ストックサイトへ登録しようと思い立ち、改めて素材用にラスタライズ変換をかけようとした。   ラスタライズ変換...