Ubuntu14.04 Daily Buildで、日本語入力できなくなった場合の対処法(対症療法)

これから不具合報告します。
不具合報告しました

Ubuntu14.04 DailyBuildを試用中に、Gedit上で日本語入力ができなくなる現象に遭遇しました。
以下はその対症療法です。
現象が発生するごとにこの対応をしなければならないため、不具合報告してから、この方法で凌ぎつつfixされるのを待つつもりです。


 
現象:
Geditを起動してAnthyによる日本語入力で作業を行う。
アルファベットが直接タイプされる。
日本語入力が無効になっていることに気づき、「半角/全角」キーを押すのですが、やはりアルファベットが直接タイプされる。
IMEによる変換が行われません。
この後、「半角/全角」キーを何度押してみても、日本語入力ができるようになりません。


日本語入力ができるようにする方法は、以下のとおりです。
・右上の日本語入力(anthy)アイコンをクリック
・「入力モード(あ)」から全角英数を選択する
・「半角/全角」キーを2回押す
以上の手順で、日本語入力ができるようになります。

この現象は、今のところ、Geditで日本語入力しようとすると起こります。
(まだ他のアプリケーション上で長文を打ったことがないので、Geditの問題なのかどうかはわかりません。)



2014/04/12追記
その後、この不具合への対処法は『Altキーを押すと入力切り替えができるようになる』へと変化しました。
Ubuntu14.04日本語入力環境の記事も出たので、もうそろそろfcitxのmozcに移行しようかとも思っているのですが。

2014/04/13
fcitx-mozcに移行しました 。

その他の環境構築についてはこちらのUbuntu14.04の記事にまとめてあります。

Ubuntu14.04 Daily Buildで、Wacomペンタブレットのホイールにキーを割り当てる方法

現在、Ubuntu14.04 Daily Buildを試用しています。
初期設定をしていた際に気づいたのですが、Wacomペンタブレットのホイールにキーを割り当てる方法に、ちょっとした注意点があるようです。
というのも、タッチホイールへのマッピングボタンダイアログは、初期状態ではボタンマッピング表示がほぼ見えません。

不具合だろうと思われますし、実際不便に感じるので、不具合報告する予定です
不具合報告しました

(見つけにくいサイズになっている)キーマッピング領域

現象:
「左タッチホイールのモード#1(反時計回り)」にキー入力をマッピングしようとしたのですが、「キー入力の送信」領域をクリックしてからマッピングしたいキーを押すのかと思い、そのように操作したが、マッピングされません。

キーマッピング自体は、「すべての設定」->「ワコムタブレット」->「Map Buttons...」で設定します。
「Page_Downキー」がマッピングされるのを期待して、Page_Downキーを押下したのですが、タッチホイールにPage_Downキーがマッピングされません。

対処法としては、以下のふたつ。(どちらも同じものです)
1.
「キー入力の送信」領域をクリックすると、その右に、小さな領域が現れる。(何らかの文字の端と思われる、1pixel程度の黒い棒が現れるため、よく見ればそれとわかる。)
この、小さな領域をクリックして、マッピングしたいキーを押す。
タッチホイールに、キーがマッピングされる。

2.
「左ボタン#1」の左側の「なし」を押し下げて現れる選択肢で、「キー入力の送信」を選択する。
キーマッピング(「ボタン割り当て」)ダイアログが横に伸びて、「左タッチホイールのモード#1(反時計回り)」の「キー入力の送信」の横に、空白の領域が現れる
この空白の領域をクリックすると、「~クセラ~」(はみ出ていて前後を読み取れない)が現れるので、マッピングしたいキーを押す。
タッチホイールに、キーがマッピングされる。




ホイールにキーを割り当てる前
ホイールにキーを割り当てた後



Ubuntu14.04(Daily Build)を実機で使いはじめました

リリース前のUbuntu14.04を試し始めました。
日本語入力はまだ、デフォルトのAnthyのままです。




インストールまで

Ubuntu公式からデイリービルドのISOをダウンロードします。
私としては、LiveUSBにするのが、動作が早くてオススメなのですが、
「UbuntuのインストールUSBを作る簡単な方法は、
   インストール済みのUbuntuで『USBスタートアップディスクの作成』を使うこと」
だったりするので、Windowsユーザは無理せずDVDに焼くほうが簡単でよいと思います。

今回はIntel SSDの空き領域に新規パーティションを作って、そこをルート(/)にしました。
Ubuntu12.04あたりは、EFIシステムを導入するのにSSD(またはHDD)一台をまるまる使って自動パーティション設定でインストールするのが確実な方法でした。
パーティションを手動で切るとインストール後の起動に失敗することがあったのですが、今回はあっさりUbuntuの起動にも成功しました。

ハードウェア

ハードウェア構成はこちら
 デュアルディスプレイ・デュアルペンタブレットも問題なし。
ただしWacomタブレットのキー入力割り当てはちょっと難しい。不具合報告済み。

13.10で修正された、以下のUSBサウンドデバイスも正常に動作します。
Creative USBオーディオ Sound Blaster Play! SB-PLAY(MODEL NO SB1140)
PLANEX社製 USBオーディオ PL-US35AP

各種アプリケーションの導入

Skype

Skypeはパートナーリポジトリの有効化を行ってから普通にインストールしました。
sudo apt-add-repository "deb http://archive.canonical.com/ $(lsb_release -sc) partner"
sudo atp-get install skype -y


12.04環境で使っていた設定ディレクトリを引きついでみたところ、問題なく起動して自動ログインできました。

Wine

sudo add-apt-repository ppa:ubuntu-wine/ppa
sudo apt-get install wine1.7 -y
 
デフォルトではWine1.6がインストールされます。
最新の1.7.xを使いたい場合はリポジトリを追加したうえでwine1.7を指定してインストールします。
(どうやらWINE公式でもサポートが切れていると注意されていたUbuntu13.10までのWine1.4パッケージから、やっとアップデートが行われたようです。)

Revelationパスワードマネージャ

パスワードファイルを引き継いで起動した際に、ダイアログが登場しました。
次のセーブ時に自動的に、新しいバージョンの暗号化されたパスワードファイルに変更されるようです。



VirtualBox

Ubuntu14.04のパッケージは、VirtualBox4.3.6でした。既に4.3.8が出ていますが、まだ十分新しいです。
最新版を使いたい場合:
13.10の時と同じように、正式リリース前は一つ前のUbuntu用に用意されたパッケージまたはリポジトリを利用します。
(13.10の時は、Ubuntuが正式リリースされてもVirtualBoxパッケージとリポジトリが出なかったことも。)
パッケージおよびリポジトリの導入方法は、公式のDownloadsページにて。

その他

Ubuntu12.04と違い、rabbitvcs-nautilus tortoisehg-nautilus が標準リポジトリからインストールできます。

その他アプリケーションについても、必要だったUbuntu12.04での各種PPAの導入が不要なので、12.04からの移行は楽です。

アプレットへの日時表示

日時表示の設定は、13.10と同じく、Serendip Web Studio様がコマンドを紹介してくださっているので、それを実行します。
gsettings set com.canonical.indicator.datetime time-format "custom"
gsettings set com.canonical.indicator.datetime custom-time-format "'%x (%a) %H:%M'"



自作設定スクリプトの互換性

公開しているUbuntuセットアップスクリプト(Github)で設定を行いました。

ショートカット設定スクリプトが動作していないようです。
(サスペンドショートカット機能タイマースナップショットなどをショートカット指定するもの。)
調査中です。

他のスクリプトは問題なく動作しました。

その他


2014/03/20マウスポインタ以外がフリーズする不具合発生。20秒ほどで回復して、クラッシュのメッセージとともに不具合報告のダイアログ。
フリーズしたと思っても、少し待ってみたほうが良いようです。
一度発生しただけで、アップデート後には出現していません。


続いてLifereaフィードリーダーが初回起動時に落ちました。
不具合報告はしましたが、こちらはいろいろ無理な手で使っていたバージョンから設定ディレクトリを引き継いだので、単にそれが悪かっただけなのかもしれません。
落ちたのは初回だけで、2回目以降は設定を引き継いだ状態で問題なく使えています。
アップデート後、別アカウントを作って素のLifereaを起動したところ、問題なく起動しました。

ブラウザを「手動」で指定しないと使えません。これは以前までと変わらず。
これは今さらではありますが、不具合報告済み。

Lifereaのブラウザ設定

2014/03/22
Gedit+Anthyで日本語入力ができなくなる問題は別記事にて。不具合報告済み。

2014/03/29
これまで表示されていなかった、日本語変換候補が表示されるようになりました。

2014/04/13
fcitx-mozcに移行しました。

Linuxコマンドライン上でSVGベクタ画像をJPG等へラスタライズ変換する

 Linuxコマンドライン上でSVGベクタ画像をJPG等へラスタライズ変換することができるが、上手く変換されない場合がある。   以前作った魔法陣イラスト素材をイラスト素材ストックサイトへ登録しようと思い立ち、改めて素材用にラスタライズ変換をかけようとした。   ラスタライズ変換...